序
FreeBSD(12.0-STABLE、64bit)上のVirtualBox(5.2.32)に、 Ubuntu(18.04.3)をインストールしようとしていた。(つまり、HostがFreeBSDで、GuestがUbuntu。)
しかしながら、何も考えずにインストールしたら あまりにも不安定で(症状は後述)、 いくつか設定が必要だった。
問題の切り分けが難しく、解決まで試行錯誤が必要だったので、 ここに記録を残しておくことにする。
(例えば、FreeBSDとVirtualBoxが原因だとしても、 症状としてはGuestのUbuntuが落ちるので、 検索語にUbuntuを入れてしまい、必要な情報にたどり着きにくかった。)
なお、以下ではそのUbuntu VMのことを単にUbuntuと書いている。VMとしての名前もhostnameもあるが、分かりにくくなるだけなので。
やること1. (FreeBSD)
HostのFreeBSDで、emulators/virtualbox-ose-kmodをVIMAGEをonにしてコンパイルしなおす。やってないときの症状(VirtualBoxとFreeBSD)
VM VirtualBox Manager -> File -> Host Network Mangerで Createボタンを押すと、FreeBSDがKernel Panicで落ちる。対処手順(FreeBSD)
HostのFreeBSDの管理者に、「emulators/virtualbox-ose-kmodをVIMAGEをonにしてコンパイルしなおして」と依頼する。参考URL
Solved - VirtualBox 5.2.22 causes kernel panic with bridged adapter | The FreeBSD Forumshttps://forums.freebsd.org/threads/virtualbox-5-2-22-causes-kernel-panic-with-bridged-adapter.68787/
やること2.(VirtualBox)
VirtualBoxのUbuntu VMのStorageのSATAの設定で、「Use Host I/O Cache」をonにする。やってないときの症状(Ubuntu)
apt install xxxをしている最中に、UbuntuごとAbortする。
より詳細には、サーバーからpkgをダウンロードしている途中(After this operation, xxx kB of additional disk space will be used.でyesと答えた後)で、aptが進まなくなる。 マウスとキーボードはしばらくは動くが、他のterminalでコマンドを打っても応答がなく、そうこうしているうちに、UbuntuがAbortする。
対処手順(VirtualBox)
VirtualBox ManagerでUbuntuを選ぶ。Setting -> Strage -> Sontroller: SATA
でUse Host I/O Cacheにチェックを入れる。
参考URL
HostのFreeBSDの管理者からの、「別のFreeBSDマシンでVirtualBox上でWindows使っているが、SATAのUse Host I/O Cacheをonにしたら安定した」という口コミ。(一次ソースが見つからない。)
やること3.(Ubuntu)
GuestのUbuntuで、Waylandを無効にする。やっていないときの症状(Ubuntu)
インストール後、Bootしてもログイン画面が出ず、一面黒(より正確には、黒とUbuntuのイメージカラー(臙脂色?)を混ぜた色)になる。対処手順(Ubuntu)
Ubuntuをrecovery mode(FreeBSDのSingle User Modeに近いのか?)で立ち上げ、/etc/gdm3/custom.conf
の
#WaylandEnable=false
の行頭の#を落とす。詳細手順は、参考URLに詳しく記載されている。
参考URL
Ubuntu 18.04 LTSが起動しない?Waylandを無効にすれば起動するかも!|LFIhttps://linuxfan.info/ubuntu-gdm-wayland-false
以上