とくに苦労なく動いたのだが、「動く」ということ自体が情報であるので、ここに記録しておく。
概要
プリンタ機能はCUPS+gutenprintで動いている。スキャン機能はxsaneで動いている。
詳細
CUPSの導入
今回、ついにCUPSを導入した。Canonのサイトで配布しているLinux用ドライバではどうにもならなかったため。
必要なports
このタイミングで入れたportsはない。過去にdependancyで入っていたもので足りた。
今、(pkg info -a -oで)確認したところ、入っていたportsは以下。
print/cups
print/cups-bjnp
print/cups-filters
print/gimp-gutenprint
print/gutenprint
graphics/sane-backends
graphics/sane-frontends
FreeBSD側の設定
FreeBSD側の設定は、マニュアルを読まず、雰囲気でやった。/etc/rc.conf.localに
cupsd_enable="YES"
CUPS内の設定
CUPS内の設定は、http://localhost:631
この時、プリンタの名前は後から変えにくいので、よく考えてつけること。
プリンタの持ち主
CUPSはdefaultではプリンタを自分だけのものとして、saneが使えなくなってしまうので、permissionを変更する。具体的には、/usr/local/etc/devd/cups.conf内の
action "chgrp cups /dev/$cdev; chmod g+rw /dev/$cdev";
action "chgrp cups /dev/$cdev; chmod a+rw /dev/$cdev";
(ログインユーザも何でもプリンタに何でもできるようになるので、セキュリティには留意のこと。私は家のマシンなら問題ないと判断した。)
スキャナの設定
別のCanonのスキャナが元々使えていたので、このタイミングでは何もしていない。でもHandbookを見る限り、とくに設定はいらなそう。
プリンタの使い方
アプリケーション(firefoxとかAtrilとか)から印刷する時は、CUPSがきちんと設定されていると File->Printでそのプリンタが選べるようになるので、迷うことはない。Postscript Fileについてもコマンドラインは放棄し、Atrilから印刷することにした。
スキャナの使い方
スキャンをするときは$ xscanimage
追記(2022年3月19日)
なんと、xscanimageがportsからなくなったが、CUIでスキャンできる。出力形式やoptionは好きにすればよい。$ scanimage --resolution 300 | convert PNM:- -rotate 0 hoge.pdf
以上