2017年7月9日日曜日

といだ後の米の重さ

食事の用意をしているときに、ふと気づくと「今日はお米を何合といだっけ」と 分からなくなることがありますね?
「といだ後の米の重さ」で検索したけれど、根拠のある数字が見つからなかったので、 自分で測定しました。
(追記:今、この記事を書きながら「米 吸水」で画像検索すると、いくつかのウェブページが見つかりました。でも実験したので公開します。)
もちろん、米の品種、とぎ方、水温、浸水時間などたくさんのパラメータがありますので、 参考値としてご利用ください。

実験条件

米の品種:ゆめぴりか
米の量:計量カップで1.5合はかりとる
(確認のため、1合の重さを測定したら、148gだったので、実際は1.5合強である)
季節:6月〜7月
※食べるために炊くついでに測定しているので、データはそれぞれ違う日に測定している。

実験方法

1. 計量カップで米1.5合はかりとり、重さをはかる(乾燥重量)。
2. とぐ。
3. ざるにあげて、軽く水を切って重さをはかる(といだ直後の重量)。

4. 水に30分つける。(余裕があれば水温を測定する)
5. ざるにあげて、軽く水を切って重さをはかる(吸水後の重量)。
6. 炊いて、食べる。

実験結果

乾燥重量(A)[g]といだ直後の重量(B)[g] B/A吸水後の重量(C)[g] C/A 吸水開始時の水温[℃] 吸水終了時の水温[℃]
225.5252.51.120290.01.28622.722.9
230.0257.51.120294.51.28025.325.3
230.0256.51.115299.01.30025.225.4
228.0255.51.121290.01.272
230.5258.51.121300.01.302
228.5256.01.120300.51.31525.825.9
229.0256.51.120298.51.30325.325.5
228.0256.01.123296.51.300


結論

米の乾燥重量は、1合約148gである。
米をといだ直後の重量は、乾燥重量の約1.1倍になっている。
米をといで30分浸水後の重量は、乾燥重量の約1.3倍になっている。

補足

データをプロットしてみると、嫌な感じにバラつく。
コントロールできていない変数がありそうな、ちゃんとできていない実験のようなデータで、論文なら査読を通らなそうだ。
だから、誤差の推計も解釈もしないで、そっと「約1.X倍」とだけ言って、この記事は終わりにする。

以上